貸し農園を借りて野菜作りに挑戦

貸し農園の実態

 

 

 

貸し農園のタイプには、日帰り型と滞在型があります。日帰り型とは、都市住民の人たちが自宅から通って利用するタイプの貸し農園であり、滞在型とは農村に滞在しながら農園を利用するものです。このタイプは一般的にはクラインガルテンと呼ばれています。

 

 

近年では、農業や農作業による教育的な機能や医療上の効果が認められてきており、学校法人や福祉法人などが農業体験や園芸療法を目的とした学童農園や福祉農園といったものに取り組むケースも多くみられるようになりました。

 

 

また、農作業に関しては初心者である場合や、様々な農作物を栽培することを希望する人たちのために、開設者側が農作物の栽培指導や栽培マニュアルの提供などを行うところや、収穫祭などを開催して都市住民と地域との交流を図るようなところも増加しているようです。

 

 

近年では、都市部に居住している住民などが土と触れ合うなど、レクリエーションの場としての貸し農園に対する需要というものが非常に高まっており、貸し農園の開設数は年々増加傾向にあります。

 

 

現在の貸し農園の数は3,000以上となっており、そのうちのおよそ70%は地方公共団体によって開設されています。そして、地域別の開設状況をみると、関東ブロックが全体のおよそ50%を占めています。やはり、首都圏に在住している人たちにとって、農業体験というものは魅力的に映るようです。