貸し農園とは
現在では、週末ファーマーとかプチ農家などと呼ばれるものが密かなブームとなっているようです。つまり、農業を本業としているわけではない一般の人たちが、農地を借りて週末などにそこへ出かけて行き、そこで野菜作りなどを楽しむといった新しい趣味なのです。
本格的に農業を始めるわけではありませんが、家庭菜園などではちょっと物足らないという人たちがよく行なっているものなのです。こういった週末ファーマーやプチ農家を希望する人たちが利用する施設が、貸し農園と呼ばれるものです。
この貸し農園は日本では一般的に市民農園と呼ばれている場合が多いようです。貸し農園には色々な形態があり、単に土地だけを貸してくれるところから、休憩施設や倉庫などがあるところ、そして宿泊設備が整っているところまであります。
特に農地と宿泊設備が一緒になっている施設としては、ドイツで生まれたクラインガルテンが有名です。現在では、このような貸し農園は全国各地に存在しており、その数は3,000箇所以上となっているようです。
また、正式な手続きを取っていない個人的な貸借を含めると、その数はさらに多くなります。いずれにしても、それだけの数の貸し農園があるということは、それだけ多くの人たちが週末ファーマーやプチ農家の体験を希望しているということになるわけなのです。